Aさんのコップに水が入ったままテーブルに置かれていました。Bさんはそこに誤って手をついてしまい、水が床にこぼれてしまいました。
「Bさんがこぼしました」・・・Aさんが叫びました。その瞬間、Bさんは戸惑い、どうしてよいかわからない様子でした。
職員は、「わざとじゃないからまずは謝って、床を拭こう」と声をかけました。Bさんは小さな声で「ごめんなさい」と言うことができました。そしてこぼれた水を雑巾で拭き始めました。
一歩を踏み出す
失敗を責めるのではなく、「どうすれば良いか」を一緒に考え、行動に移せるよう支援しています。失敗の中にこそ成長の芽があります。その芽を逃さず育てていこうと思います。
ごめんなさいと言えたこと、床を拭いたこと、その行動をしっかりと褒めました。
失敗したらどうすればよいのか、それはとても難しい事です。けれど、職員の声掛けで、一歩を踏み出し、行動できたこと、日々の支援の積み上げで成長できたのです。