千葉市にある知的障がい者支援施設「光の村」は、ご利用者様一人ひとりの成長を大切にしています。今回は、縫い物に取り組むご利用者様との心温まるエピソードをご紹介します。
「できない」という気持ちに寄り添う支援
ある日、縫い物の作業中に裏目がきれいに出来ず、何度もやり直しをする方がいました。何度やってもうまくいかず、募るイライラから、つい自分の服を噛んでしまったのです。

私たちは、このイライラしてしまう気持ちの背景に、「上手にやりたい」「完成させたい」という彼の真摯な思いがあることを知っています。
私たちは、「イライラすることはいけない」と伝える一方で、その気持ちに寄り添う支援を心がけています。
小さな成功体験が大きな成長につながる
私たちが実践しているのは、『できる』を積み重ねる支援です。
裏目もきれいに縫う方法を、根気強く繰り返し教えます。そして、ほんの少しでもうまくできたときには、心から褒めます。この『できた!』という小さな成功体験が、やがて自信となり、出来ない事にイライラするのではなく、「やろう」「やって見よう」という気持ちにつながり、最終的にはイライラをを克服する力となっていきます。

知的障がい者支援の現場では、このような小さな一歩の積み重ねが何よりも大切です。
私たちは、これからもご利用者様一人ひとりの心に寄り添い、その方のペースで成長を支えていきます。
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