先日、講師として「公益社団法人千葉市防災普及公社」の方をお招きし救命処置講習会を行いました。
光の村では、毎朝4km~5kmのマラソンをしていますし、運動会やマラソン大会などの行事も行われます。また、日頃の何気ない日常の中でも、急な事態が起きないとも限りません。
そのような入所者の皆さんの万が一の事態に備えるために、この講習会は定期的に実施しています。
訓練の必要性、大切さを感じる
今回の講習は、心肺蘇生法やAEDの使用法を中心に緊急時に必要な応急手当を幅広く学びました。動画の視聴と実技演習を組み合わせた実践的な内容で、胸骨圧迫と人工呼吸の手順を繰り返し確認しました。

講師からは、心臓が止まってから救急隊が到着するまでの「空白の時間」の重要性について説明がありました。この間に適切な救命処置を行うことで、命が助かる可能性が大幅に高まること、その後の社会復帰へ確立も高まることを学びました。
またAEDの正しい使い方についても学びました。
AEDは心臓の痙攣(心室細動)を止めるためのものであり、電気ショック後も心肺蘇生を続けることが重要であること、ためらうことなくAEDを使用すること。できるのであればプライバシーに配慮して救命活動を行う方法などを丁寧に教えていただきました。
何度か受講していますが、普段使用する事の無いAED、扱いがぎこちなかったり、周囲への呼びかけを忘れてしまったりする事もあり、改めて訓練の必要性、大切さを感じました。

日々命と向き合っている
今回の講習を通じて、日々の支援に対する責任を強く意識しました。
私たちは、これからも入所者の皆さんが安心して笑顔で過ごせるよう、安全な環境づくり、そして万が一に備えた、知識と技術の習得に努めてまいります。