「やりたくない…」そうつぶやく姿に戸惑いを感じることがあります。洗濯を始めるとき、一歩踏み出すことが難しい日もあります。しかし、安心できる約束があれば少しずつ前向きになる心が育っていくのです。職員によって対応の差があることで、戸惑ってしまいます。そのため、どの職員でも同じ支援のルールを決めて対応します。「本洗い後5分、板洗い後3分の休憩」「持ち場を離れない」このルールがあることで本人も戸惑いなく取り組めるようになっていきました。苦手なことに挑戦する時間で、少しずつ「出来るかも」に変わっていきます。
出来ることが増えていく喜び

出来たことを褒められることで、自信につながっていく。「出来た」「頑張った」という言葉が本人の口からも出てくるようになりました。支援の一貫性があることで、「頑張ってみよう」という気持ちが育ってきています。
私たちは、園生一人一人が安心して取り組める環境を作ることを大切にしています。それは、出来る事が増えていく支援。今日もまた、約束から自信へとつながる瞬間が生まれています。