光の村ブログ

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運動会

昨日、6月1日 光の村の運動会が行われました

この日のために、園生たちは何度も、何度も練習を重ねてきました。並ぶ練習、役割を覚える練習、声を合わせる練習。

ひとつひとつの動作の裏側には、沢山の「あきらめなかった時間」があります。

「一緒にやる」ということは、時にとても難しいことです。理解の速度も、感じ方も、それぞれ違う。でも光の村では、それを理由に線を引くことはしません。

できなければ、また一から、難しければ、ゼロから始める。根気よく、寄り添いながら。

合理的配慮という言葉が、時に「やらない理由」になってしまう社会の中で、光の村はその一歩手前にある「やってみよう」を大切にしています。「あきらめない」という支援、それは「行事を成功させるため」だけではなく、「人と生きていく力」を育てることにつながります。

並んで歩く、動きを合わせる、タイミングを見計らって動く、それは社会の中で求められるスキルであり、彼らがこの先、社会で堂々と生きていくための必要なことです。

自分の力で「社会とつながる」ために、皆今日も一歩を踏み出しています。

たとえば、4月に入園したSさん。普段の練習では気持ちの切り替えが難しく、真剣に取り組むことに苦戦していました。

けれど本番では、最後まで器械運動を休まずやり遂げ、合図に合わせた演技も見事にやりきりました。

できなかったことが、できるようになる、その変化の瞬間に立ち会えたことを嬉しく思いました。

順位や成績では測れない、一人ひとりの確かな成長を感じることができました。

それらすべてを包み込むように、今年の光の村の運動会は、静かに、そして温かく幕を閉じました。そして、来年の運動会に向けての第一歩が今日から始まります。

それぞれが目標に向かって、がんばりました!

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