親の声

在園生保護者の声をご紹介

親の声 在園生保護者の声をご紹介

在園生ご家族の皆様に、アンケートでご回答いただきました。様々な困難に立ち向かってきたご家族の生の声に耳を傾けてください。

入園のきっかけ

息子が15歳の頃、家庭の事情で一人親となり、継続して働くために預け先が必要となりました。当時支援を受けていた発達療育センターに相談したところ、同様の教育訓練方針かつ全寮制で預かってもらえる施設として、光の村養護学校秩父自然学園をご紹介いただき、入学できたおかげで光の村授産園に繋げる事ができました。秩父で5年間お世話になった後、同級生の保護者の方にお誘いいただき、千葉光の村授産園に入園することができました。

入園後の変化

以前の息子は、療育センターでの学習や歩行や登山を中心とした運動を行なっていましたが、家庭においては特に役割も無くお客さんのような存在だったとともに、特に楽しみと言えるものがありませんでした。また時々泣くことがあり困っていました。現在の息子は炊事洗濯、掃除などを家族の一員として私と分担して黙々と行なってくれています。また最近では歌を聴くのが好きなようで、YouTubeの歌を聴く楽しみもできてきています。また理由なく泣くことは無くなりました。

本人が変わったことで助かったこと

帰宅後すぐのお風呂掃除に始まり、洗濯板を使った洗濯、布団敷き、味噌汁作り、入浴、翌朝の布団上げ、部位運動、朝マラソンから、リビングや和室の掃除機掛け、走り拭き、トイレ掃除、そして焼きそばやビーフン、野菜炒めなどの調理をしてくれます。また洗濯物干し、衣類畳み等まで行い、時には庭の草取りや布団干し、運動靴の洗濯なども自主的に行なってくれます。

入園のきっかけ

子供が中学生から高校生の頃、外出したまま帰ってこない事がありました。探し回った事もあり、そのうちに帰ってくるという生活でした。ある日、ゴルフの帰り道に近所の歩道で寝そべっているのを見かけ、注意をして連れて帰りました。外で何をしていたのかの実態が分かる出来事で、これではいけないと強く思いました。また普段はアニメのビデオを見たり漫画を読んだり、好きなことだけをやるような生活で、悩んだ末、養護学校の先生から紹介され、光の村でやればできるのではと可能性を感じ入園しました。

入園後の変化

入園して最初の5年が走り拭き、次の5年がフルマラソン、直近の5年が跳び箱閉脚四段です。80キロあった体重が60キロになると共に雑巾絞りで指先に力が入るようになり、箱折りの仕事もできるようになり「もうダメ、もうダメ」と言わなくなりました。フルマラソンは毎年タイムを更新中です。何事にも諦めず粘り強く取り組み、跳び箱の閉脚四段も自ら進んで練習を継続し、運動会本番で飛べるようになりました。色々なことにチャレンジし、時間はかかりますが目標をクリアしています。

本人が変わったことで助かったこと

以前は一緒に電車に乗って園に行き来していましたが、今では「一人で電車に乗る」と自ら言うようになり、一人で行き来しています。家でも洗濯、掃除、焼きそば・味噌汁作り、食器洗い、マラソン等を自ら進んで行動してとても助かっております。光の村でお世話になり、親子ともに楽しい人生を送れるようになったことが助かった事になります。

入園のきっかけ

小中学校の特殊学級時代の先生方は、重い障害の子に目が行きがちで、それなりに何かできてしまうわが子の場合はあまりかまってもらえず、家に帰ってきてもうろうろしたり走り回ったりしていることが多かった。中学校卒業にあたって母親が光の村を知り、すぐに体験入園させてもらうと、先生たちがそばについてしっかり指導をしてくれる姿に母親が感銘。本人も見てくれるのがうれしいのか、園に行くことを嫌がらなかったので入園を決めた。

入園後の変化

先生方の厳しさの中にもあたたかい指導もあり、入浴や洗濯などの手順は完全ではないにしても、結構早く覚えてしまい、入園前のようにフラフラ歩くこともなく、園での生活を楽しんでいるように見える。ただ落ち着きの無さや後片付けの際のだらしなさ、少しでも見ていないと手抜きをするといった入園前からの問題点は相変わらず残っている。

本人が変わったことで助かったこと

朝の食事作りの手伝いから食器洗い、部屋の掃除と結構うまくこなしてくれるのでとても助かっている。入浴や洗濯、体育などもほぼ手順通りにできるようになり、私がそばに付いていれば、流れに沿って一日の生活が進んでいきます。もちろん不安は残りますが、誰かの目があればひと通り生活はできるようになっていると思う。

入園のきっかけ

思春期に入った頃から女の子への興味が高まり、触ってしまうトラブルが度々発生した。あらゆる手を尽くしてみたが治らず、近隣への迷惑や家族の心労など、自宅で生活することが難しくなり、入園することを決めた。

入園後の変化

園での規則正しい生活の積み上げにより、生活の質が上がり、体力も向上し、精神的にも落ち着いてきた。また子育てに関わる事が少なかった父が向き合う事になり、初めの頃こそ反発が多かったが、かなり改善されてきた。

本人が変わったことで助かったこと

掃除や食器洗いなど、家事を嫌がらずにやってくれるのでとても助かっている。また父との関係が改善され、母の心労がなくなってきた事がうれしい。

入園のきっかけ

幼稚園、小学校の支援学級、特別支援学校中学部と両者で連携がとれ、比較的順調な育ちでしたが、特別支援学校の高等部へ入学するとうまく連携が取れなくなり、家族の想いも受け入れてもらえず、徐々に状態が悪くなりました。朝は良いのですが、学校から帰ると人が変わったように母親のことをつねるようになってしまいました。親子関係を立て直すため、入園しました。

入園後の変化

他害(つねる)は劇的に減り、入園一年目で3回、2年目に1回出たのが最後です。以降、つねりそうになって自分でいけないと気付き触るだけということが2度ほどあった程度です。基本的日常生活を園より学び、園と家庭が連携し、家庭でも実践することで、規則正しい生活が定着し落ち着いた日々を送ることができています。入園前に比べ、体力が格段についてきました。一時は、我が子に恐怖心を抱くという悲しい思いをしましたが、今は以前のようにひたすら愛おしくかわいい存在です。

本人が変わったことで助かったこと

病院を受診する時も⁨⁩、法事など家庭内行事でも落ち着いているので、どこにでも連れて行けるので助かります。食事作りの手伝い、掃除も積極的に取り組んでくれるので助かっています。一緒にできることが嬉しいです。

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