助け合いの中で育つ、未来へのスキル
生活の中では、思いがけない出来事が起こることもあります。 先日、ある利用者さんが体調を崩してしまい、翌朝の「洗濯物の仕分け・洗濯干し」の担当に空きが出てしまうことがありました。
「みんなで少しずつ分担して補おうか」と話し合っていたときのことです。
ある一人の利用者さんが、「僕はやらないよー」と声を残して、その場を離れていきました。
相手を思う気持ちと、伝える責任
私はその利用者さんを呼び戻し、じっくりとお話をしました。
もし何かできない理由や事情があるなら仕方ありません。ですが、頼まれてもいないのに「自分はやらない」と拒絶されてしまうと、周りの人はとても悲しく、残念な気持ちになること。
そして何より、将来「卒業」を目指して頑張っている彼にとって、「誰かのために協力する」「人の状況を思いやる」というスキルは、社会に出て働く上でも、グループホームなどの地域社会で生活していく上でも、どうしても欠かせない大切な力だからです。
その場では彼に、「将来のあなたのために、この気持ちを知ってほしい」という想いを丁寧に伝えました。
翌朝訪れた、頼もしい変化
そして翌朝。 彼がスタッフのもとにやってきて、まっすぐな目でこう伝えてくれました。
「(洗濯干しを)やらせてください」
昨日の言葉を彼なりに受け止め、じっくり考えてくれた結果でした。 言われたからやるのではなく、自ら気持ちを切り替えて一歩踏み出したその姿に、大きな成長を感じた瞬間でした。
日常のふとした出来事の中にも、未来の自立につながる大切な学びがたくさん詰まっています。 これからも一人ひとりの成長と将来に寄り添いながら、心を通わせる支援を重ねてまいります。

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千葉光の村授産園は、知的障がいのある方が地域社会で輝いて生きることを目指した支援を行う施設です。
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