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【運動会のエピソード】

「勝てなかったけど、今年の方が楽しかった」
Kくんが教えてくれた本当の成長

6月7日、光の村で毎年恒例の運動会が開催されました!

光の村の運動会は、一味違います。
園生さん一人ひとりが、自分の参加する演技の「目標」と、競技に臨む「態度の目標」を自分で決めて参加するのです。

そのため、全員にそれぞれドラマがあるのですが、今回は1年生クラスのKくんの、とっても素敵なエピソードをご紹介します。

1年前の姿と、今年の変化
Kくんが光の村に入所したのは、昨年の4月のこと。
昨年の運動会は、まだ入所して間もない時期だったこともあり、練習に集中できず大声を出してしまったり、決められた場所から離れてしまったりすることが多くありました。

しかし、今年は違いました。
練習から一生懸命に取り組み、約束を守り、ずっと出たかったリレーにアンカーとして参加できたのです。

結果は最下位でも、不貞腐れなかった理由

チームには足の速い園生さんが他にもたくさんいるため、練習のときからリレーの順位はいつも最下位。
そして迎えた本番でも、結果はやっぱり最下位でした。

しかしKくんは、最後まで絶対に諦めずに走りきり、不貞腐れた様子をみせることも一切ありませんでした。

運動会が終わったあと、ある職員がKくんに問いかけました。
「去年と今年、どっちが楽しかった?」

Kくんの答えは、驚くほど素敵なものでした。

「勝てなかったけど、今年の方が楽しかった!」

どうしてそう思ったのか理由を尋ねると、彼はこう答えてくれました。

「去年よりできることが増えたから、運動会が楽しかった」

彼の成長のすべてが、この言葉に詰まっていると感じます。本当に勝てなくて良かったです。

もし今回、運よく勝てていたとしても、「勝って嬉しい」という気持ちは一瞬の感情で終わっていたかもしれません。
「勝てなかったけれど、最後まで頑張れたこと」
「去年よりもできることが増え、自分の成長を実感しながら楽しめたこと」

この経験は、彼にとって何ものにも代えがたい、本当に大切な宝物になったはずです。

結果としての勝ち負け以上に、自分自身の成長と向き合い、それを「楽しい」と思える強さ。Kくんのこれからの歩みが、ますます楽しみになる最高の運動会でした。

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千葉光の村授産園は、知的障がいのある方が地域社会で輝いて生きることを目指した支援を行う施設です。

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